櫓心祜（ろここ）

母が職場の方から、名古屋市天白区に古民家を改装したいいお店があると聞き、「古民家といえばアナタでしょ」と誘ってくれたので、ありがたく行ってきました。1週間先でも予約がいっぱいということもあるようですが、着いてみるとひっそり静かな住宅街の中にありました。途中、案内看板もなく、唯一入口にある小さな行燈（あんどん）に店の名前が書かれていて、ここなのね、と分かるくらい。


草木の育ち具合や建物全体の雰囲気から、まだオープンしたてなのかなと思いましたら、やはりそうで、ここ１～２年以内にオープンされたばかりの、古いながらも清潔感あふれるお店でした。


店内はテーブル席、カウンター、座敷とあって、私と母が通されたのはテーブル席。お庭からの距離が一番遠い席でしたが、14：00までのランチタイムで13：30に予約したことが幸いし、途中から他のお客さんが皆帰られて、私と母だけの独占状態になりました。奥様方の大音響のおしゃべりに、「ちょっと、この雰囲気にねぇ・・・」と思っていたこともあり、ホッとしてお庭の眺めを堪能しました。



こちら↑が、一番奥の席からのお庭の眺め。そして近景はこちら↓。



お庭の造り方の参考になりそうな、地面のコントラストの美しさ。秋にはモミジの紅葉がきれいだったそうです。建物はＬ字になっているので、座敷からもテーブル席からもお庭が目に入ります。さぁ、そして気になるお料理の中身は・・・。







一つ一つの器も興味をひくことながら、３口、４口でいただけてしまう一つ一つのお料理の味わいのあること！３口、４口だからいっそう味わえるということはないでしょうか？ご飯は、あさりご飯と、海苔の佃煮ごはんの２種類があり、おかわりできるので、女性のお腹ならちょうどよい満足感。この三段重で、税込み2100円。たまの贅沢には納得のお値段かなと思います。また、三段重の中身も月に3度変更されるというので、近ければ月に2度くらいは行きたくなりそう？。デザートは、くずきりのような、わらびもちのような、冷たい透明のお菓子に、少し塩気の感じる黒蜜がかかっていて、熱いほうじ茶といただくと幸せ～～。



お庭に面した廊下。右側が座敷なのだと思います。現代の住まいにはないすがすがしさに、また専属カメラマン然りとなる私・・・。



室内ですよ。なんと、よくできていて・・・水のしたたるよい音が・・・



お店の方のお話。
「開店当初はスタッフがまだ不慣れなこともあり、沢山お越しいただいてもふさわしいおもてなしができないということで、宣伝もせず始めたのですが、おかげさまで今では毎日予約がいっぱいという状況になりました」

納得、納得でございます。
皆さまも、とっておきの日に、とっておきの方と、いかがですか？

櫓心祜（ろここ）
名古屋市天白区菅田2-614
Tel:[phone]
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