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2012年12月21日

イランの織物

NHK BS番組『世界遺産 時を刻む』で観たイラン南部の伝統的な織物ギャッベ。詳しく知りたいと思っていたので録画を2回続けて観たのですが、いろいろ驚きました。

1. 遊牧民カシュガイの人々が宿営テントの傍らに常設してある織り機で、屋外で1本1本、手で編むということ。真ん中に写っているのが一家族が暮らすテント。その手前には家畜が囲われ、2人の女性がテント脇の織り機に向うところ↓。雨は殆ど降らないので織り機は出しっぱなしにできる・・・雨も水道もない暮らし。



2. 織る人は女性に限られる。男性は一日中放牧に出かけるため、重たい水汲みも女性の仕事。遊牧民の女性はヤギの乳搾りからチーズ作りから、織物と、あれもこれもやる。写真は姉妹で一緒に織っているシーン↓。衣装があでやかなのにもびっくり。



3. 今は少なくなってきているけど、伝統的なギャッベは草木染め。茜系の植物の根から、こんなに微妙なグラデュエーションが。



4. 絨毯は、土けぶり舞う場所で広げられ、買い取られていたことも、驚き。さらに、本来のギャッベは、文様も色合いも大きさも、全ては織り手が自由に織りながら決めるというのは、もっと驚き。1日数センチずつ家事の合間に織りながら、家計の足しにするのだそうです。



絨毯商人さんが、日本や欧州でギャッベの人気が出ている理由をこんなふうにおっしゃってました。




理由はともかく、人って、人の手ってすごい!と感激してやまない番組でした。
  


Posted by せっせっせ at 16:30Comments(0)異国のはなし

2012年11月21日

長旅

待ちに待ったアメリカ東海岸からの郵便物。しかし・・・




荒れ放題な様子で届いたのにはびっくり。幾多の荒波を乗り越えてたどり着いたのか・・・開けようとしたのではないことをねがうええと(汗)
  


Posted by せっせっせ at 14:52Comments(0)異国のはなし

2012年05月25日

タイ語で "豊田でみる、つくる、たべる"

GW明けから約3年ぶりに通訳の仕事で通勤しています。相手はタイから来た、まだ大学を出て間もない男女計7人です。業務の合間に、ひょんなことから私の名前をタイ語で書いてもらい、うれしさのあまり、もっと何か書いてもらいたくなって、ブログのタイトルをタイ語に訳してもらうことにしましたわーい



「これをタイ語に訳せる?私のブログのタイトルなの」と、紙にSeeing, Making, and Eating in Toyota (豊田でみる、つくる、たべる)と英語で書いて渡すと、3,4人が知恵を絞って考えてくれました。「つくると言っても、何をつくるかで言葉が違ってくるよ」「みるって、何をみるの?」などなど聞かれ、説明するとなんとか訳してくれました。タイ語フォントがあったらタイプしてみたいんだけどなぁ。お礼に、私は彼らの名前を漢字で表記して渡しました。



このユニークな文字!どきどき 書いているところを見ると感動的でした。文字の数は日本語のあ、い、う・・・とそう大して変わらないそうですが、彼らが言うには結構外国人が覚えるのは難しいとか。「ニホンゴよりカンタンです」と言っていたけれど。
彼らは日本滞在中3回ある週末を、1週目は東京、2週目は大阪&京都、3週目は長島アウトレットと名古屋、とエネルギッシュに満喫しています。去年の大洪水では腰まで水に浸かったという人もいます。

自分の名前をタイ語で書けるように、書き順を習っておこうかな!
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Posted by せっせっせ at 22:14Comments(0)異国のはなし

2012年01月07日

今度はインドネシア?

今夜はタイカレーを作るつもりで、ココナッツ缶を仕入れにKOKOへ行きました。直前に、TVでコウケンテツがインドネシアを旅しながら現地の人の作る料理を堪能する番組(『アジア食紀行』)を観ていたものだから、思わず覚えたての調味料や食材がないか探してしまったら、あるわ、あるわ。あったら買わずにいられない汗



真ん中の茶色い容器がケチャップマニス。日本で人気のインドネシア料理「ナシゴレン」に使われる調味料だそうです。番組ではコウケンテツが屋台で食事中、背後のテーブルに座っていた現地の夫婦がしきりに「コレを上からそれにかけるのよ!」と、おいしい食べ方をジェスチャーで教えていたのが印象的。茶色い容器の左隣がキャンドルナッツという、料理にコクを与えるナッツだそうです。もう一度番組を見返して何か作ってみたい。それにしても南アジアは食文化が豊か。カバーしたい国の料理が多すぎです。番組の中でボロブドゥール寺院に使われているのと同じ石で作られた石うすが売られているシーンが出てきて、コウケンテツが「ぜひこれ買おう」と言うのを観て実にうらやましかった。

  


Posted by せっせっせ at 16:46Comments(0)異国のはなし

2011年04月18日

元同僚

元同僚のイギリス人の友人が、イギリスから豊田市内にある奥さんの実家を訪問中ということで数年ぶりに会いました。3歳になる男の子とは初めての面会。友人は十分な日本語が話せるので私とは100%日本語で会話をしますが、子どもには終始英語で話しかけていたので、外国のパパの子育てを間近で見られて興味深かった。



豊田市へ電車で向かってくる間に思いついたという、リュックの前ベルトに子どものひざをはめこんで、自分の両手が空いたと喜ぶ友人を一枚。がんばってるねー、お父さん。



そばにあった公園で。イギリス人のお父さんと日本人のお母さんなので、発する言葉も両方。友人曰く、私を見て判断してあまり英語を発していないようだと。美しいひとりしゃべりの英語の発音に聞きほれていると、突然、「ありさんいた」、「こっちきて」などと言われるので面食らいましたええと(汗)。「上着」のことはjacketと言っていたし、道端に停めてあるプリウスを指差してはdaddy's carと言っていました。



あらあら、そんなところに立たせちゃっていいの?、お父さんにしし
大勢の中にいると人見知りするらしいけど、私のことは気に入ってくれたみたい。駅の改札口でさみしそうな表情を見せてくれましたにゃんきゅん。一緒に公園の遊具で遊んだもんねー(慣れないことをしたので膝のお皿をぶつけてしまい、今けっこう痛い)。今度はいつ会えるかな。

鉛筆そうそう、彼は現在イギリスの大学で働いているのですが、今回の日本の大震災のためのチャリティーケーキが職員らによって作られ、構内で販売されたそうです。詳細は忘れましたが、たったの30分で500ポンドだったかな?集まったそうです。それはそれはたくさんの手作りケーキの量だったのに、どやどやと学生らが来てあっという間に売れていったとのこと。海の向こうの心温まる話が聞けました。
  


Posted by せっせっせ at 18:14Comments(0)異国のはなし

2011年02月22日

ライオンブランド

時々通っては必要なものや面白いものを調達するKOKO。豊田市駅そばの輸入食材店です。どちらかというとアジア食材店でしょうか。私が買うのは春雨、シーズニングソース、ココナッツ缶、ビーフン、パッタイソース、タイ米、タピオカ、ひよこ豆、などなど。今回はカモミールティーのティーバッグもひと箱買ってみました。取り出してみると・・・



ライオンブランドのカモミールティーでした。leao...ポルトガル語でライオン?
店員さんもブラジル人ぽいので、やはり仕入先もそうなのかな?外国のイラストにも時に異国を感じて楽しくなります。
あ、レジでは日本語を話してくれるから大丈夫。お金の数え方とか、ちょっと心もとなそうですけどね。せん・・ご・・・ひゃく、です、とか にゃん
  


Posted by せっせっせ at 18:07Comments(2)異国のはなし

2010年12月30日

エアメール

今日、慌しくおせち料理の買物に家を出ようとしたとき、ポストに発見!イタリアからのエアメール。以前イタリア人のパートナーと我が家に来てくれて、本場イタリア料理を披露してもらった友人からのグリーティングカードでした。日本で男児を出産した後、今年秋からパートナーと遠いイタリアで暮らすことになり、これが初めてのイタリアからの封書でした。エアメールっていつもらっても気分が浮き立つほど大好きです。



ありがとう!今日届いたよ!ハート新しい暮らしはどうですか?行ったことのないイタリア、いつか遊びに行きたいです。
  


Posted by せっせっせ at 21:02Comments(0)異国のはなし

2010年05月11日

整列!

インドから運ばれた香辛料を、料理に活かしやすいようにビンに入替えました。ビンはもちろん再利用音符



一つずつ袋をあけて、香りを確かめながらビンに入れていくと、過去に料理好きな友人が引っ越す際に置いていった香辛料の正体がようやく判明しました。何か分からなくなっていたので、使うことができず、ずっと放置してあった3種類のうち、2種類が分かりました。



左からコリアンダーパウダー、カルダモンであることが判明。残念ながら一番右のはまだ何だか分かりません。もう日が経ち過ぎているので、香りも変質しかかっていたし、この機会に処分しようと思います。今度は無駄にしないよう、しっかりラベルを貼りましたから!



さっそく香辛料を使って新じゃがと新玉ねぎでこんな一品を作ってみました。ネットで見つけたいろんなレシピの合体版みたいな感じで、使った香辛料はクミン、ポピーシード、チリパウダー、そしてココナッツも。クミンはカレーをカレーたる香りにする役割を果たしているようで、香りですごく食欲が湧きます。少しだけ、スパイスの世界に近づけた気になります。




香辛料のことを調べていたら、チャイが飲みたくなってきて、最近あまりフタを開けていなかったチャイのブレンド茶葉をすくってまじまじと見てみました。カルダモンとクローブとシナモンが入ってる!さっそく判別できるようになりました。普通の紅茶にシナモンスティックを割って入れたり、カルダモンの実を1粒入れるだけで、意外とおいしいチャイができてしまうのではないかと、このブレンドがなくなったら試したい気持ちになっています。
  


Posted by せっせっせ at 22:08Comments(0)異国のはなし

2010年05月10日

インドの香り

異国の食べ物が気になります。実際にその土地で食べられれば一番いいし、その国の人に自分のキッチンで作ってもらえるのが二番目にいいですが、そのどちらも実現していない段階で、その国の食材をどっさり手にしてしまったら??かなりドキドキします。夫の同僚のインド人が一時帰国するのでお土産のリクエストを聞いて下さり、夫がスパイス頼んだら?と勧めてくれたので、ほしいスパイスをリストにしてお知らせしたら、リストに書かなかったスパイスも含めて、インドの香りが漂うお土産をこんなに買ってきて下さいました!



上から下、左から右の順に、コリアンダーパウダー、チリパウダー、ペッパーパウダー、ガラムマサラ、コリアンダーパウダー、マスタード、カルダモン、クミン、ポピーシードです汗。宝の持ち腐れになってしまわないだろうか!?それが気がかり。毎週本格インドカレーを作るしかない?「またタイのみんなのときみたいに、うちで何か作って見せてくれるといいのに」と思ったのですが、そのインド人の青年は料理は全然だめだと言い切ったそうです。残念~。そうなると図書館が頼りかな。
  


Posted by せっせっせ at 21:56Comments(4)異国のはなし

2010年04月28日

脱マンネリ

自分の作る料理がマンネリで飽きてきたな~、なにか目新しい料理したいな~、と思うと図書館へ向かいます。よほど手の込んだ料理以外はコピーやメモをせずに、一度きりでもいいのでレシピを見て作ったり、アイデアをいただいてアレンジして作るだけでも脱マンネリ、気分一新できるのがいいです。今回借りた何冊かのうちの一冊は、『ベトナムおうちごはん』(扶桑社:鈴木珠美著)。本をめくるなりおいしそうで楽しそうな雰囲気にひきこまれ・・・少しアレンジして早速作ってみました。



10ページに載っていた「ひき肉と高菜の卵焼き」と、68ページに載っていた「小松菜のスープ」がすぐできそう!と、組み合わせて作ってみたら、アラ、99ページにまさにその組み合わせでアレンジメニューが紹介されていました。色の組み合わせがきれい。 私は豚挽肉の代わりに豚薄切り肉を細かくチョップ、高菜の代わりにニラで作りました。ヌックマム(=ナンプラー)と砂糖で甘辛味の卵焼きの上にかけたチリソースが美味!一口目から「うまっ」です。チリソース、また買ってこよう。



辛くて熱い料理の後は、デザートが食べたくなるわけですねー。おまけに現地は気候もアツアツなわけだし・・・。ここにこの間のうーさんのチェーがあれば申し分ないのに・・・と思いながら、ホットコーヒーだけでがまんしました。いつかベトナムに行ってみたいなー。雑貨に料理に陶器に、、、帰ってこれなそうにしし
  


Posted by せっせっせ at 15:49Comments(0)異国のはなし

2009年07月21日

イタリア人のイタリアン

イタリア人のパートナーを持つ、静岡県に住む友人から、「もうじきパートナーが日本に来てくれるから、紹介するよ」と言ってもらい、はるばる2人が我が家に来てくれて、私の希望でイタリア料理を作ってもらえることになりました笑える。いざ、英語による料理教室スタート!(イタリア語は聞きそびれちゃった)


こちらが、わずか1週間の滞在の2日目にして、時差ボケを振り切って2種類のパスタを作ってくれた、今はベルギー在住のイタリア人のAさん。私がミシンで作った初回作のエプロンをつけて作ってくれました。3つのコンロをフル活用。



左:アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
イタリア語でアーリオはにんにく、オーリオはオイル、ペペロンチーノは唐辛子の意味。「おいしいオリーブオイルとにんにく、パスタがあれば間違いないパスタ」ということで、塩以外の材料は全て持参して作ってくれました。
右:ポモドーロ
イタリア語でトマト。やまのぶで購入してきたという大きな生トマト3個とオリーブオイル、にんにく、我が家のバジルを2枚使用。



選ばれたパスタは以前、友人経由でお土産にいただいたことのある、イタリアの限られた地域で作られる1種類の穀類でできたパスタ。太くて、コシがあって、独特のザラッとした食感があります。残った材料は全て置いて行って下さり感謝感激です。



エクストラバージンオイル。サルディニア島という、イタリア半島の西側にある島で採れたオリーブオイルだそうです。「サルディニア島でも採れるとは知らなかったけど、飛行機で安全に運べる缶入りのオリーブオイルを選んだらこれになった」とAさん。

さてさて、作り方なのですが、私も同時に別の料理を盛り合わせたりしていたので、一部始終見ていることができず、シマッタと思いましたが、大事そうなところをのぞかせてもらって、質問しながら写真に撮りました。


まずはポモドーロ用に、生のトマトの皮を包丁でむき、ざっくりと角切りにしたらザルにあけ、塩を振りかけて、手で軽くもんで水気を追い出します。湯むきしなくても皮はきれいにむけるものなんですね。



そしてパスタをゆでながら、フライパンにオリーブオイル、にんにくスライス、トマト、バジルの葉を入れて少し煮立たせて・・・
順番を見そびれたのですが、オリーブオイルとにんにくで香りが出てから、トマトを投入するのだと思います。一方、別の鍋(写真では白い鍋)にオリーブオイルと手でちぎった唐辛子、大きめに切ったにんにく(香り用なので食べずに皿に残す)を入れてあたためておきます。一度に2種類のパスタも、これだけシンプルな具材であれば並行作業もなんとか可能でしょうか。



できたてをささっと盛り付け~。ペペロンチーノの方は、深めの器にゆであがったパスタを入れ、ソースをかけて器の中で混ぜ合わせて器ごとテーブルに出してもよいし、今回のように各人のお皿にとりわけても。ポモドーロはフライパンの中でソースとからめ、盛り付けます。
一番驚いたのは、どちらも塩を使わないこと。「パスタをゆでる時のお湯に塩は使ったよ」とAさんに言われて目を丸くしました。素材の味を楽しむために敢えてそうするのだそうで、確かに味がうすいなんて、これっぽっちも思わなかったです。Aさんはどんな料理でも塩はあまり使わず素材の味を楽しむそうで、欧米は野菜の形が見えなくなるまで煮込む、と思っていたけど、違った!



Aさんは要らないと言っていましたが、30か月熟成したパルミジャーノ・レッジャーノをすりおろしてポモドーロにふりかけてもおいしかったです。チーズのすりおろし器が見当たらず、日本のおろしがねを使いました。「ゆる~くね」と友人への指示も欠かさないAさん。このチーズは中心ほどおいしいそうで、包みを開けるなり、中心部分を切ってもらって口に入れました。ホロホロとしてすごく濃厚。カタマリで食べたのなんて初めてだ!笑える


付け合せには、午前中から支度しておいた冷たいじゃがいものスープと、ゴーヤなど夏野菜の和え物、デザートにかぼちゃプリン。素材の味を大事にするAさんには、私のじゃがいものスープの味付けは塩が多かったかな??もうダメと、ドキドキしましたが、今日は注意して塩加減を控えめにしていたのがよかったみたい。「good」と言ってもらえてホッ!



二人が選んでくれたのは、緑がかったカップ2つでした。写真で見るのと、実物を見るのとでは違うから、友人も考えが変わったみたい。他の陶芸作品も見てもらったのですが、Aさんはとりわけ夫が作った器を気に入ってくれました。「こういうのは、とても日本的だと思う」と言ってもらえたのが最高にうれしかったです。

気温16℃の空気サラサラのベルギーから、いきなり30度近いムシ風呂にさらされているAさん、友人とともにまた会えるのを楽しみにしています。
See you soon. Thank you!
  


Posted by せっせっせ at 19:24Comments(2)異国のはなし

2009年06月14日

芯が空(くう)!

近頃市民市場にクウシンサイが並んでいます。クウシンサイって、今まで料理したことがなくて、名前だけは知ってて、たぶん中国野菜パンダ?ぐらいに思っていたんですが、安いし、葉も青々しておいしそうだったので買ってみました。先日台湾へ出張した夫が「あっちでは、ナントカ菜、カントカ菜って、菜っぱの種類がすごいんだよ」と言っていて、そのうちクウシンサイは青菜炒めの代表格野菜だというので、初めて料理してみました。



いつもは小松菜か、時々ほうれん草で作る青菜炒め。今日は鶏のシンゾウと一緒に、塩、こしょう、少量のオイスターで調味。そして、夫が見るなり、

「ア、芯が空洞だ~にっこり
「・・・・。エッ、クウシンサイってもしかしてシンがクウだからなの?!」
「そうだよ。知らなかったの?」
「え~~!びっくり




そうだったのか~。包丁で切ったとき、「あれ、なんだかスカスカになってるよ、この野菜」って思ってたんですけど~水滴
味はアクも少なく、シャキシャキしてとてもおいしかったです。「空芯菜 レシピ」で検索してトップに出てきた陳建一さんのレシピでは、炒める前にクウシンサイをさっと下茹ですると炒め時間が少なくて、いっそうシャキッと仕上がると書かれており、次回はぜひそうしてみよう。

以下は、夫が台湾出張で撮ってきてくれた食べ物の写真を紹介させてもらっちゃおしっしっし。まずはヒダが美しいショウロンポウ。



うわぁ☆、にぎやかだ~。これはプレートを選ぶと奥で作ってくれて、すぐその場で食べれるものなのかな?



これは社員食堂のプレートだそうです。左下のはなんでしょうね。



私が台湾へ行ったときも、このような大鍋でのアツアツのスープを体験しました。下にコンロがあるようです。きのこタップリ!



これはゆでた豚肉のスライスになにかタレがかけてあるのかな?家でも真似できそう。中央はパクチーですね。



こんなおいしそうなものを食していたのに、やはり帰国するなり、「刺身、納豆、味噌汁~!」と叫んだ夫です。近くて安くておいしい国、台湾、また行きたいな~にっこり
  


Posted by せっせっせ at 12:33Comments(4)異国のはなし

2009年05月27日

悪いけど・・・

先日タイ人のTさんが作ってきてくれたグリーンカレー。余ったのをあらためていただくに、やっぱりおいしい!
私:「私が作るのよりおいしい?」
夫:「悪いけど、うん」
とあっさり言われてしまったけど、それも納得のおいしさ笑える


その秘訣はココナッツミルクによるらしい。私はお手軽&安価なココナッツパウダーを湯で溶いて使っているけど、やはり使うなら缶詰めの液状がよいみたい。コクが違うのです。牛乳と脱脂粉乳並みの違いが出てくるんじゃないか?と。あと、具のナスは皮をむいて煮込んであります。ここも私と違う。鶏肉は胸肉っぽくて、ホロホロ崩れるほどにスープに溶け込んでいる・・・。
Tさんが帰国する前にもっと本場のタイ料理を教えてもらえたらな~にっこり。  


Posted by せっせっせ at 14:14Comments(0)異国のはなし

2009年05月26日

インスタントタイフード

夫の職場の方からいただいたタイのインスタントフードをいただいてみました。


まずは缶詰めのPANANG THAI CURRYというのを試してみました。PANANGカレーはWikipediaによれば、他のタイカレーよりは甘めでマイルドなカレーとあり、確かに甘みが強かったです。しかし、マイルドとは言いにくいカラさでした。インスタントにしては質がよく、煮込まれた鶏肉が骨ごと入っていました。つい先日我が家を訪れてくれたタイ人のTさんに聞いてみると、タイでは買わないけど、外国で暮らすなら買って備えておいたりする一品だそうです。私は少し豆乳を加えてスープ状にして食べました。


トム・ヤン・クンのラーメンのほうは、激辛爆発でした。同じくTさんは「MAMAブランドはおいしい。これは残業するとよく食べますしっしっし」と言っていましたが、麺はいかにもインスタントなので、おいしいというならスープがおいしいかったですが、とにかくカ~ラ~イ~汗。この頃タイ料理に急接近中です。  


Posted by せっせっせ at 17:57Comments(0)異国のはなし

2009年05月24日

アジア食の交流会 II

第1回に引き続き、アジア食の交流会と名づけたランチパーティを我が家で開催。前回帰国まぎわだったNさんに続き、今回は台湾人のSさんが帰国を2日後に控え、タイ人のTさんも同じくあと1か月ほどの日本滞在となってしまいました。

<本日のメニューナイフとフォーク
・カツオの刺身
・焼き餃子
・グリーンカレー
・イカ炒め

刺身の中でもとりわけカツオが好きな夫。新鮮な皮つきのカツオを厚めに切り、にんにくたっぷりの刺身醤油で食べるのが地元での食べ方だそうで。え~にんにくぅ?と最初は驚きましたが、今ではすっかり私も「亭主の好きな赤烏帽子」ですがーん。鮮度が落ちたら生臭さを感じてしまうので、余ったカツオは火を通さなければもう食べられないと言い張ります。



2人がやって来る前に80個近い数の餃子を準備しておき、あとは台湾人のSさんに任せよう!と思いつき、今回はホットプレートを使って一気にジュウジュウ~。「Sさん、ついでにタレも作って~♪」とお願いしたら、醤油、豆板醤、ラー油、酢で作ってくれました。私のエプロンをして餃子を焼くSさん↓。


続いては今回も材料と調味料持参でタイ料理を紹介してくれたTさん。ほんっとに料理上手で関心します。今回はタイ語でナム・プリック・パオという、手元のタイ料理の本の説明によると「辛みと甘みとうまみをもったすぐれた調味料」を使ったイカ炒めを目の前で作ってくれました。グリーンカレーは1日たった方がおいしいからと、昨日作っておいてくれたものを持ってきてくれました。やはりタイでもカレーはそうなんですね。



この赤黒い味噌みたいのがナム・プリック・パオ↑。トム・ヤム・クンにも入れるほか、そのままパンにつけてもおいしいらしい。



ささ~っとイカの内臓を出して、斜め格子の切り込みを入れて、ひゃぁ、ステキ!ハート Tさんは奥さんより料理が上手だとか。


サラダ油でたっぷりのにんにくのみじん切りを炒め、ナム・プリック・パオ、砂糖、ナンプラーでイカを炒めたら、玉ねぎと赤ピーマンを加えて炒め、火を弱めてフタをして、玉ねぎがしんなりしたら完成という、私にもできそうな一品でした。タイの人もこれくらい簡単でないと、家で料理はせず、外の屋台で食べることが多いそうです。



完成!タイの屋台では、イカの代わりにチキンが安いので人気で、これにライスを添えた屋台メニューが200円くらいで食べられるとか。ライスを添える場合はもう少し水やスープを足すと、味がライスにしみておいしいって。・・・ん~しあわせそりゃおいしいに違いない。



アジアンランチ完成!笑える イカ炒めの左にあるケチャップみたいなのは、チリソースで、Tさんはインスタントラーメンやら、なにやらかにやらにこれを加えて、3週間で1瓶使い切るそうですびっくり。瓶にはSTRONG HOT(激辛)と書いてあるのですが、味見したらそれほどでもなく、今回の焼き餃子につけてもよく合いました。グリーンカレーの具は赤ピーマン、チキン、ナスでした。いつも自分が作る味より少し甘みも辛さも強かったかな。



デザートはSさんが持ってきてくれたロールケーキ。この2枚↑↓は、写真を撮ることが好きなTさんが我が家のカメラで何枚か撮った写真のうちの2枚。Tさんが去年の秋に香嵐渓で撮った紅葉の写真を見せてもらいましたが、それはそれは上手でした。



出会って、別れて、出会って、別れて・・・よい出会いも必ず別れが待っていてさみしくなりますが、いつかまた会えることを願って、紹介してもらった数々の異国の料理を作り続けていこうと思いま~すげんこつ。Tさん、Nさん、ありがとうお花
  


Posted by せっせっせ at 19:23Comments(4)異国のはなし

2009年04月16日

かもめ食堂

映画館とも、DVDとも、めっきりご無沙汰していたのですが、とある方のブログを拝見したことがきっかけで一気に映画DVDを3つも借りました。今頃?と笑わないで下さいにこにこ
- 「プロヴァンスの贈りもの」
- 「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
- 「かもめ食堂」
どれも選んだ理由は、それぞれフランス、アメリカ、フィンランドを舞台にした映画で、ストーリーを介して各国の雰囲気を堪能したいと思ったからにっこり。この3つの中で特に私の肌に合ったのは、かもめ食堂でした。鳥好きの私はかもめも大好きで、見れば追っかけて写真を撮ってます↓。



フィンランドで単身、かもめ食堂を営む日本人女性のもとへ、さまざまな事情を抱えた人々が、訪れたり、離れたりする中で、とても自然に、ときにミステリアスに、人生についてほんわかと考えさせてくれる映画でした。激しいBGMもなく、終始穏やかに観ていられて、色調のバランスがうまくとれた北欧のインテリアが堪能できる・・・目がハート。料理好きの私には、ピカピカに光り輝かんばかりのキッチンで、ゆっくり丁寧に料理をするシーンは、「これはありえない」とちょっと思ったりするのですが(まるでキッチンのショールームなんですものしっしっし)。これを機に、前から欲しいと思っていた床置きの丸いランプがすごく欲しくなっちゃいました。グローブランプというそうなんですが。



かもめ食堂では、フィンランドであっても、おにぎりをメインメニューに据えて、鮭の焼いたのや、鶏の唐揚げや、豚カツなどの、定番の日本の食事を出すのです。初めはお客の入りはさっぱりでも、最後には満席になって、フィンランド人が箸で唐揚げを食べたり、おにぎりを手で食べたりしています。「ここはレストランじゃなくて、あくまでも食堂」ということで、これを見た晩は、思わず夕食におにぎりを作りました。一方、途中でメニューに取り入れられる、シナモンロールも久しぶりに作りたいな~しあわせ。北欧のデザインは、シックな中にも色の効かせ方が絶妙だわ・・・と自分の家の中を見回しては、真似できる場所がないか考えてみたり。とてもよい映画でした。
  


Posted by せっせっせ at 18:23Comments(3)異国のはなし

2009年03月15日

イタリアのチーズ

ヨーロッパ全般にチーズはどこもおいしいのだと思いますが、友人のイタリア人パートナーが選んでくれたチーズ2種類の名前はフォンティーヌとプンツォーネ。前者は泉、後者は「くさい」という意味だとか。
プンツォーネ↓はねっとり濃厚、チーズのくさみと思えばおいしさの一部として十分に味わえる範囲でした。むしろ私はこちらが好み。



そしてフォンティーヌ↓はやわらかくて、マイルド。


ここからはイタリアの都市トリノのメルカート(市場)で友人が撮った写真。寒くてもチーズ売り場の熱気はまるでチーズをも溶かすほど??





いろんな直径のいろ~~んなチーズ!これを量り売りしてくれるそうです。友人の話では、チーズは一番外側の固いところに近いほどおいしいらしい。とはいえ、外側の固い部分は誰がどう触っているのか分からないため、内側からえぐるようにしてギリギリまで食べるのだそう。固いところに近づくほど味は落ちるんだろう、でももったいないから削って食べよ~♪と思っていた私には目からウロコの情報でした。次はいよいよこれら2種類のチーズをどう味わったかを書きますナイフとフォーク
  


Posted by せっせっせ at 16:10Comments(3)異国のはなし

2009年03月15日

イタリア&ベルギー土産

今年1月からベルギーで生活していた友人にお願いして買ってきてもらったお土産。パートナーの故郷、イタリアへも行く機会が何度かあるというので、そちらのお土産も(欲ばり)・・・ハートウィンク。さてさて、次のパッケージは何の一部でしょう?

Q1:

Q2:

Q3:


ファイナルアンサー?へーんへーん
では、アンサーチェック!




A1: パスタ(イタリア)、A2: クランベリー(ベルギー)、A3: チーズ(イタリア)です。
パッケージに書いてある説明が読みきれず、中身が何であるか不安なときは、友人はこうした表示を写真に撮り、家に帰ってネットで調べたそうですにっこり。エライ!クランベリーはなかなか日本の普通のお菓子材料売り場じゃ手に入らないものが、250gとたっぷり入っていて、これでパウンドケーキやマフィンを焼いたら・・・と今からワクワク。パスタとチーズは、イタリア人の厳しい目?で選んでもらったものをぜひ手に取りたかった!ついにその願い叶い、感動~号泣。チーズは密閉された袋入りで、かつ季節が冬であったからこそ持ち帰りが実現したと思います。とりわけチーズについて、友人が撮った活気あるメルカート(市場)の写真と調理方法を、別記事にてご紹介します。
  


Posted by せっせっせ at 16:09Comments(0)異国のはなし

2009年03月09日

うれしいです

2月のふぉとこん大賞をいただき、大変、大変うれしいです笑える。見て下さり、また、投票して下さった皆さま、どうもありがとうございました。この1枚は旅の思い出がよみがえる、大好きな写真でしたので、うれしさもひとしおです。この写真は、日本から遠く離れた、とある国のとある島で撮りました。


この旅で撮った写真の枚数はなんと387枚カメラ。写真マニアですがーん。この島を知ったのは、豊田市図書館で借りた1冊の本でした。季節的に、ちょうど今の日本と同じ頃ですしあわせ。どこの国でも春はやっぱりいいですね!  


Posted by せっせっせ at 16:51Comments(6)異国のはなし

2009年03月02日

アジア食の交流会

かねてから一度やってみたかった、タイや台湾からいらっしゃっている夫の同僚の方々を家にお招きしての、お料理会。折りしも、タイ人のNさんが間もなく任期を終えてタイに帰られるというので、同じくタイ人のTさん、台湾人のSさんと一緒に、我が家でのパーティが実現しました。私からの切なるリクエストに応えていただき、皆さんの国のおいしい料理を目の前で作って見せてくれました笑える。こんなうれしいことはないです!



特に事前にお願いもしていないのに、皆さん食材や調味料、Sさんは鍋まで持参して下さって、テキパキと真剣な表情でどんどん作って下さいました。私はシフォンケーキを焼いただけで、その他は数々の作り方や味付けに関する質問に徹しておりました。いつも自分が立っているキッチンで、他の人が料理をしている姿を遠くから眺めるというのは、こんなにうれしいものなんですね!笑える。↑上から左回りに、小麦粉、タイ製オイスターソース、香港製オイスターソース、ナンプラーです。



これはNさんが作ってくれた、クンパッポンカリー、「クン」はトムヤンクンの「クン」でエビ、「パッ」は炒める、「ポン」は粉、「カリー」はカレー、だったかな汗。タイ現地で食べたのが、プーパッポンカリーで、「プー」はカニ。これが今も夫婦二人して忘れられないおいしさで、Nさんにぜひ作って教えて下さいとリクエストしたのでした。現地で食べたプーパッポンカリーの写真も見つかったので、ご紹介↓。写りが悪いですが、オイリーな卵のソースがカレー風味とともにカニにからまって、とにかく止まらないおいしさでしたハート。Nさんは瓶入りのチリペーストというのを使って作ってくれました。チリといっても辛くはなく、パッタイソースのように玉ねぎが入っているので甘いんです。Tさんいわく、このペーストをそのままパンにつけても食べるとか。



Nさんは、現地ではあまり料理をしなかったけれど、日本に来て友達に作ってと言われて、喜ぶ顔を見ているうちに料理が楽しくなってきたそうです。パッタイのレシピを教えてくれたのも彼女です。今回のカレー炒めだって、何も見ないで手際よく作っていたから、てっきり料理上手だと思ったのですが。



台湾人の男性、Sさんは、中国や台湾で寒いときに食べる料理として、鍋持参で鶏肉の煮込み料理↑を作ってくれました。「日本のすき焼きみたいなものですね」だそうです。料理の名前を尋ねると、「ゴマアブラトリ(ごま油鶏)です」ってひよこ。名前の通り、さっと湯通ししてやわらかくした骨付きの鶏肉を、ひたひたぐらい並々と注いだごま油で、7~8mm厚さに切った生姜(これも食べます)とともに弱火で炒めて、岩塩と、料理酒をこれまた豪快に注いで火を強め、アルコール分を飛ばしたら出来上がり、といった料理でした。香りづけにごま油、という使い方しかしたことがなかったので、この「ごま油スープ」とも言うべき料理には驚きましたびっくり。お肉を食べ終わった段階で細い麺を入れてもおいしいというので、もちろんやってみました。



タイ人のTさんは、塩とたっぷりのコショウで下味のついたエビを、たっぷりの刻みにんにくと油で炒め、オイスターソースやナンプラー(詳細不明)で味付けし、油ごとレタスの上にかけるサラダ↑を作ってくれました。ちゃんときゅうりもピーラーで縞模様に向いて、事も無げに上手に料理をする男性って素敵だなぁ音符。夫にそう伝えると、「俺も刺身切ったヨ」と返ってきました。あのー、なんていうか、そのぉ・・・汗。後から食洗器で洗うからいいのよ、とお伝えしているのに、皆さん料理の傍ら、ささっと食器洗いまでして下さったりと、私は感動して半分放心状態でした号泣



できました!盛大なアジアの食文化に乾杯ビール!テーブルが狭すぎです。どのメニューもすぐに完食!クンパッポンカリーは「あぁ、この味、この味!」、ゴマアブラトリは濃厚なごま油とお酒の香りで、薬膳といった感じ。塩味の生姜がおいしい!後で日本のそうめんをゆでてこのスープに追加したら、こちらも大人気でした。世界各国、ちょっとずつ違うスタイルで、どこもおいしい料理があるって、当たり前のことにあらためて感動した一日でした。Nさんがカレー炒めのレシピをまた詳細に教えてくれるそうで、試せるのが楽しみです。
  


Posted by せっせっせ at 17:02Comments(2)異国のはなし