2011年10月23日

どんぐり粉

人生初の体験?どんぐりの皮むき。はじめはここまでする気はなかったのですが、一つやってみたら、アラ意外と簡単、となり・・・

どんぐり粉

おいしそう!クリだよと言われたら本気にしそう。食べるわけではないので、床に置いて足でふんずけてパキッと割っては手でぱっぱとむいていったら、ほんの30分で小さなボウルいっぱいに。

どんぐり粉

ブレンダーで挽いて、どんぐり粉ができました。渋皮をとらなかったので、土色になりました。

どんぐり粉

何のためかというと、タンニン溶液を作るためでした。植物で糸を染める場合、動物性繊維に比べて植物性繊維は染まり度が低いため、従来のアルミ媒染に加えてもう1ステップ、タンニン溶液にくぐらせると、色つきがよくなると本で読んだのです。タンニンというのは、渋みのもととなる物質で、もちろん粉末を買うこともできるけれど、秋ならどんぐりを拾ってこれば簡単に作れますよ、というわけでした。

どんぐり粉

みょうばん媒染→どんぐりの帽子を煮詰めた染液だけだと、染まり具合が物足りなく感じたので、2回目はみょうばん媒染液→タンニン溶液→どんぐり帽子染液の順に糸を浸してみたのですが、結果は劇的には変わらなかったようです。みょうばん媒染液が3回目の再利用だったので、必要な金属の濃度が足りなかったかも。


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Posted by せっせっせ at 23:14│Comments(2)草木染め
この記事へのコメント
リクエストの栗の鬼皮もとってあるので、これも染色ためしてみてくださいね。
息子が帰省していた時にも栗の渋皮煮を食べてもらいたかったので、また作りました。
アクの色があまりにも濃いので、落ち綿織の薄いフキンをつけてみたら、不思議なブドウ色に染まりました。適当につけたのでむらがあって、きれいには染まっていませんが、この渋皮のアク汁も染色に使えそうです。
Posted by うーうー at 2011年10月26日 09:32
うーさん、

実は今回の染めの発端は、とってあったクリの鬼皮が足りなかったので、ドングリの鬼皮?を足せば同じようなものかな、という安易な発想でドングリ狩りに出かけたことでした。
そうしたら思ったより採れたので・・・ちょっと大それた結果に。

そういえば渋皮のアク抜きでは赤味のある色が出ていました。また違う発色が見られるかもしれないから機会があったら試したいです。
まず、次回はクリの鬼皮染めかな。
とっておいてくれてありがとうございます。
Posted by せっせっせ at 2011年10月26日 10:31
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