リングシュー

寝る前に少しでもラクしてパン焼き器に材料をセットする方法を実践中。ラクです。一刻も早く寝たいから、粉を計ったり、バターを切ったりする時間が省けただけでずいぶん違うものです。ただ・・・最近暑くなってきて頭がボーっとし始めているのか、先日は作り忘れて朝を迎えてしまったし、昨夜はバターをキッチンに出しっぱなしにして寝てしまいました。朝起きると、室温でぐにゃんぐにゃんになっていたバター。また冷蔵庫に入れるのもなんだかね・・・ってことで、この際、簡単そうだったリングシューというのを作ってみました。



リングシュー＝リング形にしぼり出したクリームをはさまないシューなんですけど、本には、「中にはクリームが入っていないのに物足りなさなど感じない」と紹介されていて、ほんとかなぁ？と半信半疑で作ったのだけど、これが本当！ベーキングパウダーすら使わない無添加レシピで、粉、バター、グラニュー糖、卵だけの純粋な味がとてもいいんです。生地にはグラニュー糖を大さじ1使うだけ。焼き上がりに上からもグラニュー糖をふるんですけど、それだけで十分。紅茶やコーヒーのお供に、クッキーよりこっちの方が好み！というほどです。



2回に分けて焼いたので、2回目はアレンジしてこんなことをしてみましたが、プレーンなほうをもう少し早くつまみ喰いしていたら、アレンジはやめていたと思います。見た目は華やぎますけど、断然、プレーンのほうがおいしかったのです。チョコの香りはあまりにも強く、せっかくの純粋なバターや粉や卵の香りが薄れてしまいました。



ちょうど参照した本の表示もリングシューの写真で飾られていました。2000年の冬に初めてヨーロッパを訪れ、2日半ほどパリに滞在したことがあるのですが、この本の中でパリの街の写真とともに紹介されているお菓子は、街並みや、散歩の途中で立ち寄ったパン屋さんの素朴なお菓子を思い出させてくれます。この本を買った頃は難易度が高く感じていましたが、月日がたっているのでまた開いて挑戦してみるのもいいかもと思いました。少なくともこのシューは30分もあればできてしまうので、ちょくちょく焼いて幸せなコーヒータイムを実現させたいです。