器と料理

これからは、できたての陶芸作品はできるだけ料理と一緒に写真を撮ろうと思います。確か以前、料理研究家のケンタロウさんがTVで、「僕は器を買うときは、器の真ん中でげんこつを作ったり、ハンカチを丸めて置いたりして、料理との相性を想像して決めます」というようなことを言っていたと思うのですが、ほんとうに器は料理をのせてこそ！と思います。料理と撮れば器の大きさもわかりやすい。



丸い器を色ちがいで2つ↑。これは形、うすさ、厚みの均一さ、どれもかなり自分の中ではうまくいったと思う作品です。先生の提案でこのような模様をつけましたが、この作業自体が楽しくて、2つのみならず10こぐらいやりたくなるほどでした。

意図的にフチの形を整えず、ヒビもそのまま残した深めの器↑。これも先生の提案で底にマリンブルーのような釉薬をおいたのですが、土の成分（鉄）と反応して、意図した色が出なかった。でも、料理をのせてしまえばね。



これは真ん中を手でふにゅっと押さえてダルマ形にした器↑。この色柄も先生が提案して下さったのですが、焼きあがってみたら、以前作った平皿↓によくにた配色をしていて、並べたらまるでオソロイになって喜んでいます。左が今回作品、右が昔の作品↓。微妙に緑色の出かたが違っています。



次は、フリーハンドでパレット形にカットした、グラスを置く場所を少し凹ませたプレート↓。3枚色ちがいで作ったけど、1枚は焼いたら失敗（→植木鉢の受け皿にする）、もう１枚は補正して再び焼くことになり・・・なかなかカンタンに3枚セット、なんていうわけにもいきません。



そして次に作った新しい作品。直径30cm弱。これはなんでしょう？最初は植木鉢にする予定だったのに、先生が手ほどきしてくれるのを見ているうちに、途中で考えが変わりました。完成したら、料理を入れてまた記事にしなくちゃ。