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2012年03月17日

レシピ料理の落とし穴

レシピ料理の落とし穴。それはレシピに対して盲目的になること。自分の感覚を否定してしまうこと。

具材を煮て、煮汁で炊飯し、炊けた後に具材を混ぜるという順序。具材をつまむと、妙に塩辛い。塩を入れるとき、一瞬、「こんなに?」と思ったのに、「これだけ具の量があるんだし、そんなもんかな」と打ち消して、塩大さじ1と1/3のところを、大さじ3と1/3も入れました。・・・なんのことはない、レシピを一行読み間違え、隣に書いてあった酒の量を見てしまったのでした。

レシピ料理の落とし穴

これだけの塩辛い具材をどうするか・・・レシピは教えてくれないぞ、考えろ、考えろー!

レシピ料理の落とし穴

具材の上にキッチンペーパーを置き、きつめの重し(カラの鉄瓶は重石として最高)をして、具材の汁気をできる限り切りました。さらに、煮汁全量で炊飯するところを、1/3ほどにして水で薄める作戦にしました。この1/3ほど、というのはただの勘。具には高野豆腐や干ししいたけや油揚げがあって、煮汁を吸った塩辛さが抜け切らないから、ご飯は薄味に。塩分だけでなく、うまみまでも薄くするということですが、やむなし。

レシピ料理の落とし穴

炊き上がったご飯は狙い通り「うすめ」。具と一緒に口に入れるとほどよくなりました。油揚げや干ししいたけは、それでもやや塩辛く感じましたが、夫から指摘はなかったし、おかわりもしていたので、なんとかセーフだったようです。

レシピ料理の落とし穴

翌朝冷めたところでまた味見をして、だいじょうぶ、と太鼓判。ちょうど、友人の引越しの日だったので、ハプニングのことはふせたまま「これどうぞ」と、わりばしをつけて渡しました。危ない、危ない綱渡り。ふぅ汗

レシピを見て作る料理は、自分の知らない味との出会いが待っていて魅力的だけど、こんな落とし穴といつも背中合わせ。自分の感覚も大事うーん


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Posted by せっせっせ at 11:43│Comments(4)ルネサンスに挑戦!
この記事へのコメント
せっせっせさん

立て直す。単純に成功するより大事なこと。
失敗を全神経を動員した成功に導く努力はとても貴重です
ね。
イトカワから奇跡的に帰還したハヤブサを思い出します。
これから、ハヤブサせっせっせとお呼びしましょうか(^^)
Posted by ドラねずみ at 2012年03月17日 13:01
ドラねずみさん、

ありがとうございます。
あせる一幕でした。違うことで失敗したときもこんなふうに切り抜けられるといいのですが。

せっせっせだけでも長いから、ハヤブサはいいです(笑)。
Posted by せっせっせせっせっせ at 2012年03月17日 13:29
わぁ~、ビックリ☆
私もこの本に興味があったのです。
せっせっせさん、実践されているのですね!
やっぱり買ってみようかな。
素敵なお料理がいっぱいですね。
とっても美味しそう!

最初の2行、すごくわかるなぁ・・
よくその失敗してしまうんです。。
Posted by kiri at 2012年07月05日 20:58
kiriさん、

ルネサンス本、ご存じでしたか?(^O^)/
この本は私にとってまさにルネサンスでした。
たくさんの材料、長い調理時間と、一筋縄では行きませんが、とにかくおいしくて、そして驚きが多くて楽しくて、いろいろ試すうちに、濃度はだいぶ薄まってしまったかもしれませんが、エッセンスを感じ取れたような気がしています。

この本はレシピ本にしては情報量が多くて、読み違えたり、理解できなかったり、誤記じゃないかと思える箇所があったり、頼り切りすぎて何度かあれぇ??ということになりました。

本でも、レシピを鵜呑みにせず、必ず味見をするよう書かれていたと思いますが…。

kiriさんは豊田にお住まいでしたか?
図書館でも借りられますし、ぜひ一度お試しを~。
Posted by せっせっせせっせっせ at 2012年07月05日 23:37
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    コメント(4)