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2010年10月30日

時計は見ない

前回のは2-3時間も茹でてアク抜きしたわりに、食べるとちょっと舌の上にえぐみを感じ、渋皮のザラつきもちょっと気になったのでした。いずれも「ちょっと」だったのですが、時間をかけるからにはその「ちょっと」をなくしたい・・・。重曹を使えばたった1回のアク抜きで一気にアクが抜けて、やわらかくおいしくできると聞いて、今年の秋、最後の挑戦!

1. 7:30 栗の皮むきスタート。1日半、水につけておきました。今回は鬼皮と渋皮がぴったりくっついていて、なかなか難航。渋皮も前回より薄いみたい。こういうときは、絶対に時計は見ない。。。見ない見ない。。。54個むき終えたとき、「今何時だろう?」と想像してみました。予想は8:50から9:10の間!実際は・・・9:20でした。実に、出来上がりを想像すればこそ、耐えられる2時間なのでした。

時計は見ない

2. そして、大事なアク抜きを、今回は重曹を使って挑戦。あっという間に水の色が赤紫に変わり始め、表面には大量のアク。おぉ、これかぁ!びっくり 30分くらい、弱めの中火にかけていました。

時計は見ない

3. そして、たった1回の重曹によるアク抜き後、その変わりように驚きました。渋皮の表面が、ツルンツルン!水を張ったボウルの中に栗をつけながら、指の腹でグイグイこすると、ほとんど全ての渋皮の表面の毛がほぐれ落ちていきました。前回はあった渋皮独特のガサつきが、今回はまったくないのです。そして、栗の表面の細いミゾに埋まったこの固いスジのようなもの下矢印も、前回は取り切れず最後まで残っていたのですが、今回はこの時点でペロッと簡単にとれましたやったー。なぁんだ、こういうわけだったのね!

時計は見ない

たとえは悪いのですが、まるでホルマリンに漬かった何かの標本のような感じです。色素が抜けているんですね。私の予感では、あんまりアクを抜きすぎると、栗独特の香りも減ってしまうのではないかと思います。アクは要らないけど、コクは欲しい。この渋皮を一つ一つほぐし落とす作業に約25分。時計は、各作業の途中には見ずに、終わった後に見ます。それがポイント汗

時計は見ない

4. ひたひたの水と三温糖で煮詰めていきました。最初に300g入れて、鍋のフタをせずに煮詰めていって、ひたひた以下になり始めた頃に再度150g追加しました。今回は大丈夫!そんな気がし始めました。

時計は見ない

5. 完成音符 1時間近く弱火で、フタをせずに煮詰めていたかな。味見をして、ふっくらホコホコ、優しい甘さに仕上がったのを確認したら火を止めます。冷めるうちに甘みも染みていくかな?と、結局砂糖は450gどまり。

時計は見ない

ほぼ正午近く、先日煮た小豆と、ヨモギ餅で栗入りぜんざいの出来上がり。最高の組み合わせでしょう!

時計は見ない

次の週末にでも、コーヒー生地に生クリームと粗く刻んだこの渋皮煮を挟んだロールケーキを作ってみたいです どきどき



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Posted by せっせっせ at 15:48│Comments(2)甘いもの
この記事へのコメント
ごくろうさまでございました。同じ豊田の住人ですので来週末のロールケーキに呼んでいただきたいくらいです。爆)
 ああ。。。それにしてもヨモギ餅ぜんざいによだれが・・・
Posted by ぱんだ at 2010年10月30日 22:22
ぱんださん、

どうもどうも~。
同じ豊田市民でしたね。
半径何キロ以内にいらっしゃるのかな。。。
いつも写真だけですみませんネ。

昨日はバニラアイスに添えて食べてみたのですが、こちらも安いカップアイスがとたんに高級な味に変わったようでした♪
Posted by せっせっせ at 2010年10月31日 09:07
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    コメント(2)