見分けてみたい
つれづれなるままに本選びをして見つけました。珍しいテーマではないと思いますが、中をめくるといかにも読みたくなる構成でした。料亭の料理人と農学者のお二人がそれぞれの観点から対談形式でおいしい野菜について話し合っています。
毎日の買物も、どうせなら「選ぶ」という楽しみがあったほうがうれしい。さっそく、今買ってきたばかりの野菜や、買い置きやいただきものの野菜、果物をあれこれと調べてみました。へぇ~!ほぉ~!の連続!
この本によると、かぶは、横に広く広がって大きく実っているものが〇。写真では一番左に写っているものがよさそうです。かぶの葉は、他の野菜に比べて栄養面で超有能選手だそうです。
ほうれんそう、こまつ菜、ニラ、みつばなどは、緑の
薄いものを選ぶ、という驚きの内容でした。ゴーヤも日が当たって緑色になる前の白っぽいときが一番おいしいと。えぇっ?!
キャベツやレタスは必ず軸から5枚の葉が出るということ、下側から見てきれいな五角形をしているキャベツ、葉脈が左右対称に広がっているキャベツがおいしいということ。
里芋は年輪のようなスジが均等な間隔で入っていて、途中で途切れたりしていないものがよい。そういえばそんなスジがよく見ればあったわね、という私には次々と驚くことばかり。
柿はヘタが大きくて、肩が上へモリッと盛り上がっているものがよい。陶芸教室の前の柿の木から切っていただいた、枝つきの柿をチェックしてみると、うんうん、盛り上がってる、盛り上がってる!
本の終わりには、「おいしい野菜とは」「有機野菜ならばおいしいのか」「日本の自給率について」「JAについて」「中央卸売市場について」などなどの対談形式のお話になっており、とても興味深く読めそうです。
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