ゴマアブラトリ=麻油鶏(マーヨージー)

せっせっせ

2009年03月16日 11:47

先日我が家を訪れてくれた台湾人のSさんが披露してくれたメニュー、”ゴマアブラトリ”をやってみました。Sさんはわざわざ日本語に直してくれたけど、現地での名前が知りたい!と、調べてみたらアッサリ分かってしまった。なるほどゴマアブラトリね・・・。参照したサイトによれば、この料理は「台湾では産後の肥立ちをよくするために必ず食べなければならないとされている養生料理」。それはSさんも説明してくれました。さらに、「一般家庭では、冬になるとしばしばテーブルに上るおふくろの味でもある」とあり、Sさんが「日本のすき焼きみたいなもの」と説明してくれた意味が100%理解できました。



先日の八日市でたーーんまり買ってきたしょうがをふんだんに使って作りました。ちょうどのどを痛めていたのでいっぱい食べるぞと。



ごま油、酒、塩だけで作る、なんてシンプルで滋養のある料理。台湾の養生料理、我が家でも今後頻繁に作っていきたいです。なんと、そのサイトによれば、台湾では、この麻油鶏のスープに麺線(ソーメン)を入れて食べるのが一般的で、コンビニにはそのインスタント製品まで売られているのだそう。本当に、おふくろの味、家庭の味なんですね。



我が家はソーメンを切らしていたので、細い米の麺で代用。これがまたウマイ~。Sさんレシピはごま油の量がかなり大目なのですが、参照したサイトでは、あくまでも鶏肉をごま油で炒めている程度。量に格段の差があります。次回はその中間くらいの量でやってみたいと思います。しょうがもガジガジかじって、野菜もたっぷりとれて、あたたまる・・・。2晩連続で食べてもちっとも飽きない味です。同サイトにレシピも載っていますので、ぜひお試しを~。ごま油の量はお好みで増やすとよいでしょう。



昨夜はやたらに野菜を摂りたくて、他にもお手軽野菜メニューを2品。これ↑は我ながら名案!ブロッコリーのしんがそれと分からずにおいしく食べられる。厚めに切ったしんを歯応えを残す程度にゆで、刻んだミョウガとかつおの粉、白醤油、きび砂糖、酢、たたいた梅で和えたんですが、夫も食べながら、「なに?これ?うまい」と。うっしっし。



これは本屋で立ち読みした時に見たメニュー。もどした切干大根の水気をしっかり絞り、フライパンで少々のごま油で炒め、ぱらっとしたところに醤油で味をつけ、仕上げにすりごまをまぶすだけ。少量の醤油がフライパンの上でこげてくるので早めに味をからませますが、同時に、そのこげた醤油の香りが大根に移るのがまたイイ!ちょうど、店頭で焼くおせんべいの醤油の香りにそそられるように・・・。生の大根にも、切干大根の煮物にもない、コリコリした食感と甘さがクセになります。料理って、シンプルなほどおいしいって、ちょっと分かったような気になる晩ご飯でした。

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