極み:ガトーショコラ

せっせっせ

2011年05月29日 19:45

うーさんが予想もしない豪華なお手土産を持って、激しい雨の中を我が家に来てくれました。それは、高校生の娘さんが友達の誕生日のお祝いに丹精込めて作ったガトーショコラと並行して作ってくれたというケーキでした。今日のこのお茶会のために?そうだとしたら、なんて光栄な。ありがとう!そのあまりの出来栄えの美しさと、久しぶりに味わうチョコレート菓子の味に、しばし舌も脳もとろけて異次元に漂ってしまいました。




数あるチョコレートケーキのレシピの中には、チョコレートの油分が多いのでふくらまないタイプも多いですね。こちらはふんわりふくらんだカーブがとても印象的。・・・といって、粉が多めなのかというと、生地はほどよくしっとりしていて、"チョココッテリ"すぎず、パサパサもしておらず、一切れ全部食べても過度の満腹感ではなく、ひとえに満足感が残るという出来栄え。スゴイ!
表面のコーティング掛けもお見事。さぞ出来栄えにニンマリしたことでしょう。これ均一に掛けるの難しいですよね。足りなかったところに追加で掛けたらそこだけボッテリ浮き上がってしまったりして、アララ・・・とか。それに、うーさんが来てからしばらくテーブルの上で常温で置かれていたからか、二段に挟まれたクリームがほどよくトロけていて、これがまたね、絶妙な口当たりでしたよ。固く固まったクリームよりいっそうおいしく味わえたんじゃないかと思います。

友達の娘さんが作ったからじゃなく、本当に手作りでこんなにできるなんて感激の極みです。やっぱり、「つくる」という行為は、そこに込める気持ちがいかに大事か。ちょうど娘さんの年頃からどっぷりお菓子作りにのめり込んだ自分をも思い出しながら、どんなに忙しい日々でも忘れちゃいけない大事なことだと思ったのでした。



お礼に?ではないですが、食器棚をでーんと開放して、増え続ける食器の受け取り人としてうーさんに協力してもらいました。どれも一つか二つとか、家族使いできない数なので残念ですが、うーさん宅のおいしい料理を盛り上げてくれることを願って。気に入ってくれる人にじかに渡せて感無量です。時には私があんまり・・・と思っているものも「いい!」なんて言ってくれたりするのです。ありがたや、ありがたや。

関連記事