そういうことだったのか!
編物を習い始めて2年少々。棒針でいろんなものを編んできました。チュニック、帽子、マフラー、犬の服、ボレロ、レッグウォーマー・・・。きれいに編み目が揃うためには練習あるのみだと思ってやってきましたが、なかなか揃いません。それに、どの作品も仕上がってから着るうちにのびてブカブカしてくる。なぜなんだろう?その疑問がやっと今日解決したかもしれません。
視力のいい方はじーっと見てください。指で指しているあたり、大きな穴ボコがいっぱいあります。表面もぽこぽこ浮いて波打っています。それに比べて、一番上の、棒針に近いあたりはどうですか??編み目が急にキッチリつまって、表面が布地みたいに滑らかに見えません?先生が麻の糸は誰が編んでも乱れるからっておっしゃるし、仕方がないのかと思っていました。揃えよう、揃えようと思ってもこんなに揃わないもの?!と、ちょっと面食らっていたんです。そして判明しました。私の、編むときの糸のかけ方(持ち方)に大きな問題があったのです。
これが問題が発覚する前の編みっぷり
こちらが問題発覚後の編みっぷり
ずいぶん違うでしょう!たまたま、先生に一部を編んでいただいたら、自分の編み目とあまりにも違うので、あらためて編み方を実演してもらって、そのままそっくり真似してみたんです。今までは先生の糸の持ち方とまったく同じじゃなくても別にいいのかな、なんて思っていました。まさかこんな違いになって現れるとは!技能の習得というのは、こういう痛い目に遭わないと無理ということなのでしょうか。今まで編んだものがユルユルになってうまく着れなくなるのがようやく分かった気がして、これからの棒針編みはだいぶ上達するんじゃないか、そんなひそかな希望が湧いてきました。去年の冬に編んだ帽子は数回着用したらブカブカになってヘルメットみたいになってしまったのですが、もう一度サイズを変えずに編んでみたくなりました。編み目が揃わないなぁ・・・とお悩みの方は、ご自分の編み方をチェックしてみると発見があるかもしれません。
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