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2011年06月10日

草花と編物の出会い

この話は、カテゴリーの「本」か「あみもの」か「異国のはなし」か「草花」か・・・と困ってしまうほど、自分の趣味がつながったような1冊の本が手元に届きました。amazonで注文して、約2週間かかりました。

草花と編物の出会い

身近な野草を採取して糸を染めるには・・・というイロハが詰まった本です。洋書を注文したなんて何年ぶりでしょう。この本を知ったきっかけは、とあるアメリカ人のライター兼ニッター(knitter:編む人)のブログでした。編物に関する話題が日々更新されているので、写真だけでも見るのが楽しみで時々見ていたら、この本を大絶賛する記事がありました。それは間違いなく私も好きな世界。日本でいう草木染めにあたるのかな?以前、豊田市の草木染め講座に参加して以来、再び機会があればトライしてみたいと思っていた分野でした。まさかそのときには編物とつながるとは思っておらず・・・。染色は織物専用の世界なのだと思っていたくらいです汗。著者はカリフォルニア在住のRebecca Burgessさん↓。

草花と編物の出会い

Burgessさんは2010年から1年がかりのプロジェクトを立ち上げ、自分の家から150マイル(約225km)の範囲で採取された繊維(綿花と羊毛からとった糸)と染料を使ってワードローブを一から作り上げるということを試みられました。最初は、タンクトップとひざ丈のショートパンツだけから始まり、徐々に徐々に、プロジェクトメンバーの力によって一つずつ衣服が増えていくのです。どれも素敵な服ばかり。既製服や既製の糸がどこでどうやって作られるかなんてことに殆ど思いをめぐらせたことがなかった私には摩訶不思議なプロジェクト。どうしたらそんなことができるのかと、英語なのですがそのプロジェクトの進行を記録したBurgessさんのブログを必死で読みました汗。プロジェクトがスタートした一番古い記事から読み始めてやっと3分の2くらいまできたところで、今日、この本が届いたんです。

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ドキドキしながら本をめくると、わぁ、知っている植物がある!これはヨウシュヤマゴボウ。こんな色に糸が染められるんだ!

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あっ!これは誰もが知っているセイタカアワダチソウ。うわ~やさしい黄色・・ていうか、そのまんまの色に染まるんだやったー

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スギナ!緑色なのに、染めるとベージュになるの?!

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ジャパニーズインディゴ! 藍染で有名な藍ですね。私、このプロジェクトのサイトを読むまで、藍が植物からとれる染料だと知らなかったんです。プロジェクトでは藍をタネから育てていくんですよー

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curly dockは日本名のナガバギシギシだって。裏の土手にいかにもありそう!

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手元の植物図鑑がとても役立ちました。とくに夫に買ってもらったマニアックな右の図鑑↑は、巻末に英名と学名(ラテン語)も載っていたので、今回の洋書の表記と照合させることができて大助かり。照合できて自分の身近にありそうと分かった植物が数種類あるだけでも、とてもとてもうれしい。辞書をひきひき未知の世界を探検してみます。自分の家から200km以内には綿花も羊も加工工場もなさそうだし、糸のことなんにも知らないに等しいけれど、今年中に何かひとつでも自分で染めた糸で編んでみたいな!やったー


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Posted by せっせっせ at 17:38│Comments(0)草木染め
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